「被爆三世の家族写真」撮影・展示活動について/堂畝 紘子(被爆三世 これからの私たちはproject)

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「被爆三世の家族写真」撮影・展示活動について

「生きて、繋いで」被爆三世の家族写真(広島)

 はじめまして。広島・長崎を中心に「被爆三世の家族写真」の撮影・展示活動をしております、堂畝紘子(どううね ひろこ)と申します。
 私が「被爆三世の家族写真」の撮影を始めたのは、被爆者を祖父に持つ高校時代の友人が「私を撮るっていうのはどう?」と言ってくれた事がきっかけでした。 広島に生まれ育った自分に出来る事は何だろうとずっと悩んでいた私は、カメラマンとしての自分に撮れるものが何なのかを見つける事が出来ずにおりましたが、やれることから始めようと、2015年1月より撮影活動を開始しました。
 撮影を進めるうちに、「被爆三世」は被爆者である祖父母から直接被爆体験を聞け、そして次の世代へ繋ぐ事が出来る、最後の世代であるのだという事に気付きました。 家族写真を撮ることでご家族の中に被爆者がいるという事実を再認識していただき、戦争や原爆が他人事では無い事、被爆しても生き抜いてくれた祖父母がいるからこそ、今の自分たちがあるという事を改めて実感していただき、その先を考えていく為のきっかけ作りが出来るのではないかと考えるようになりました。
 初めは、ただ被爆三世の方のきっかけを作りたい一心で行っていた活動ですが、写真展を開催していく中で、被爆三世ではない方からも反響をいただけるようになり、これもまた、ひとつの継承活動になるのではないかと思い、展示方法にも試行錯誤を重ねています。
 これまでに60組以上の被爆三世のご家族を撮影させていただいておりますが、撮影を予定していた被爆者の方・撮影させていただいた被爆者の方が亡くなる事もあり、残された時間が決して多くは無い事、今 活動する大切さを強く感じています。
 被写体となっていただけるご家族は常時募集しております。日常の生活の中で、改まって被爆体験について聞く事は容易ではないと思いますが、撮影を通して「孫だから聞ける事」「他人事ではない被爆体験」と向き合ってみませんか?被爆者の方が既に他界されている方、事情があってご家族の同意を得られない方もご参加いただけます。


2017年11月10日 堂畝 紘子

ご寄付のお願い

「被爆三世これからの私たちはproject」では、継続的な活動をするために、 ご寄付のご協力を募っています。
とても小さな活動ですが、私たちの世代が今なにをすべきかを考えていく ために、被爆地に限らず様々な場所で、少しでも多くの方のきっかけを作 っていきたいと思っています。