日程/2016年7月30日~8月5日
会場/KAWAI PLACE(広島市西区)
[告知チラシ]
堂畝紘子・吉田依未・hiro(河内裕美)合同展
[チラシ表面]より
原爆投下から71年。
私たちは、戦争・原爆を体験した方々と直接接する事が出来る最後の世代です。
いまを生きる私たちに出来ることって何だろう。これからの私たちは――?
被爆三世の方もそうでない方も、家族みんなで考えてみませんか?
1回目の展示の際、被写体にご協力いただいたご家族の中に、映像作家の吉田依未さんがいらっしゃり、来年は一緒にやろうよとお声掛けをいただき、更に書道家のhiroさんをご紹介いただきました。
個展では無く合同展をすると決めた段階で展示趣旨を“きっかけ作り”に絞り、写真以外にも“きっかけ”にしていただける入口(ジャンル)があっても良いのではと考えました。
projectを立ち上げたのも、この時です。
ちなみに。大変どうでも良い事ですが、タイトルの『71』という数字は、被爆71年目の夏を迎える事を前提としたものですが、これは表向きの後付け理由で、実は私が自分自身を励ます為のとある数字なのでした(元々、個展のつもりで考えていたので)
[チラシ裏面]
ミニイベントの告知とメンバープロフィール。
展示内容
・堂畝 紘子 … 被爆三世とその家族を被写体とする写真作品
・吉田 依未 … 上記の写真撮影現場、被爆三世へのインタビュー等の映像作品
・hiro … 「平和」「これからの私たち」等をテーマとする書道作品、被爆三世写真と組み合わせた書道作品
[会場BGM]
前年同様、黒石ひとみさんの音楽を使わせていただける事になりました。
使用させていただいたアルバム
「Angel Feather Voice2」
「美しの里 ~四季~」
「地球のみんな・Walking Tour」
黒石さんの癒しの音楽に私自身、何度も励まされてきましたので、展示会場を包み込んでいただけて本当に嬉しかったですし、心強くも感じておりました。
ありがとうございます。
合同展示のコーナーでは、私の撮影した被爆三世のご家族写真のスナップに合わせ、hiroさんが連想する書を書き起こし、吉田さんの作品のスクリーンショットと合わせて展示しました。
期間中、中國新聞の記者さんとカメラマンさんが取材で撮影に来て下さいました。
被爆三世の撮影活動を続けている中で、色々なご意見をいただくことがあり、活動方針を悩むことも少なくはありません。
そんな中、今回の取材で「これでいいんだと思いますよ」というお言葉をいただき、マネージャーと涙しました。
カメラマンさんの撮影に対する姿勢にも大変刺激をいただきました。
その後、8月2日の朝刊で取り上げていただき、「新聞見てきたんです。私も三世なんです」と来てくださる方もいらっしゃり、とても嬉しかったです。
→その時の記事は、こちらからご覧いただけます(「被爆三世の家族写真」撮影活動について書いていただいた初めての記事でした)
この取材とは別で、中國新聞さんは合同作品展の紹介記事も書いて下さり、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
「被爆三世の家族写真」作品は、20点出展。
前回の写真展『ヒロシマレクイエム』から、各ご家族の被爆体験をキャプションとして付ける事を始めましたが、今回はその内容を少しわかりやすく改め、ご協力下さった被爆三世の方にご提供いただいた被爆体験手記(自筆のコピー)を写真と一緒に展示しました。
キャプションの情報量が増えた事で、作品ひとつひとつを見る時間が長くなりましたが、ご来場下さった方々の殆どが30分以上かけてじっくりと見て下さいました。
(ご来場者数/約250名)