『生きて、繋いで』被爆三世の家族写真 撮影・展示プロジェクト

被爆三世の家族写真『生きて、繋いで』
『世界文化遺産広島20周年記念写真展』出展

『世界文化遺産広島20周年記念写真展』

日程/2017年3月7~12日
会場/広島県立美術館(広島市中区)

[キャプション文]
「生きて、繋いで」
被爆者、被爆二世、三世、そして四世へと繋がれている生命と記憶。
家族の被爆体験を直接聞き、次の世代へ伝えられる最後の“今”を生きる私たちがすべき事は何なのか。
家族を知り、己を知り、明日を創造して行けたら――。

原爆ドーム・宮島が世界文化遺産に登録されて20周年目の節目に開催された公募写真展。
日頃からコンテストや公募展には消極的だった為、当初参加の意思はありませんでしたが、募集要項にあった「写真で記憶を記録する」という言葉に共感し、出展を決意。
今の自分が出すとしたら、被爆三世の家族写真作品以外に無いと思い、原爆ドーム前での撮影が出来ればと前々からお話させていただいていたご家族に趣旨をご理解いただいた上で撮影させていただきました。
『生きて、繋いで』というタイトルは、撮影に臨む前に決めていたもの。
後付けのタイトルでは意味が無いと思いました。
(以降、このタイトルが、全ての被爆三世の家族写真共通の主題となっていきますが、この時点ではそこまで考えていませんでした。これ以外の言葉も、必要無いと思いました)
被爆三世の家族写真に自分の想いを写し込んだのは、後にも先にも、この1枚のみ。
私にとって、特別な作品となりました。

『世界文化遺産広島20周年記念写真展』


[展示風景]
公募写真展の為、自分以外の作品の著作権を侵害しないように画質を劣化・加工しています。

『世界文化遺産広島20周年記念写真展』


ご縁あって途中から実行委員会の末端にも加えていただき、大変貴重な経験・勉強をさせていただきました。
この写真展を通して得た沢山のことを今後に活かしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

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